指弓を使って弾くことが重要です。
    元弓を維持して、小指に弓の重さが乗るのを感じながら弾きます。
    これも、G-Dur上行形のみです。
 
    
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    慣れないうちは、元弓から中弓へと移動してしまいます。
    弓の毛が指板方向に傾かないように、顔に向けることもポイントです。
    
    指弓が上手くできないとゴツゴツとした音になります。
    よく指弓の曲げる行為は、力を入れて曲げると勘違いされてしまいますが、その逆で脱力して曲げるのです。
    指関節を曲げることにより、関節が柔らかくなってクッションとなり、なめらかな音になります。
    
    特に元弓で小指のバランスをとることは難しいですが、これができるようになると様々なテクニックでの応用が可能となります。
    参考文献:ガラミアン/ヴァイオリン演奏と指導の原理 P.67
         カール・フレッシュ/ヴァイオリン演奏の技法 上巻P.77
         メニューイン/ヴァイオリン奏法 P.81