①先弓トレモロ


弓先でトレモロを訓練します。
トレモロ(tremolo)とは、弓のテクニックの名称で細かく刻むことを指します。
イタリア語で「ふるえる」の意味です。

弓を弦の上に置き、

親指と人差し指を残して他の指を離します。

それから、弓先で第一ポジションG-Dur上行形E線のシまで弾きます。

※jimdoページ上では映像と音声に時差があります。YouTubeページからの再生をお勧めします。

これをやることによって、右手首の脱力につながります。
最初のうちは、細かく刻むことができませんが、じっくりと指導してださい。
時間をかけていけば、だんだんとできるようになります。

あまり弓をあまり押さえつけることがないように、でも、サウンディングポイントが指板に、または駒に寄ってしまわないように、弓先の位置をコントロールするようにしてきます。


参考文献:メニューイン/ヴァイオリン奏法 P.98
     カール・フレッシュ/ヴァイオリン奏法の技法 上巻 P.91・98