②先弓デタシェ


先弓トレモロの次は先弓デタシェです。
デタシェ(détacher)はフランス語で、「分離して」の意味があります。
奏法では、なめらかで均一な音を指します。

先弓トレモロを弾いた後、これも先弓で親指と人差し指で弓を持ったままG-Durスケール下行形で弾きます。

※jimdoページ上では映像と音声に時差があります。YouTubeページからの再生をお勧めします。

慣れないうちは、徐々に中弓に移動しやすく、また弓毛が指板方向に傾きやすいです。
弓の位置と傾きに気をつけてください。
弓を押さえつけすぎないように、音の響きを綺麗に整えるようにしていきます。


参考文献:カール・フレッシュ/ヴァイオリン演奏の技法 P.74・89~91
     ガラミアン/ヴァイオリン演奏と指導の原理 P.67