半音階


半音階は、セヴィシックOp.1-1 No.19で学習開始します。

ポイントは、下りを432-1と同時に押さえることです。

 

432が半音で押さえ、2・1指が滑る指使いです。

また、指が滑るときに、手全体がずれる人がいます。
指先だけが滑るように注意してください。

この半音の音程を取ることが、最初はなかなか難しいです。
視唱して、音程感が持てるようにじっくりとやってください。

まずは、八分音符から予備練習を始め、1オクターブ、2オクターブと進みます。
一通りやったら、それぞれ何段かに分けて、音階と合わせて毎日弾くようにします。

Sevcik Violin Studies Op.1-1 No.19

※時差無しをご覧になるにはこちら

曲で半音階が出てくるのは、ローデのコンチェルト辺りからです。
学習している曲と音階のバランスをみて、指導開始時期は様子を見ます。
遅くとも、ローデのコンチェルトを始める前には開始していなければなりません。

また、学校でオーケストラをやっている生徒には、なるべく早めに指導します。
オーケストラで半音階はよく出てくるからです。

生徒によって対応を合わせて、指導してください。