第4ポジション ~ 手首先行


【鈴木鎮一著 ポジションエチュード】
  第4ポジション

第4ポジションからは、人差し指の付け根がネックから離れます。

第1~3ポジションから第4ポジション以上に上る時には、手首を内側に入れ、人差し指の付け根がネックから離れてから上ります。(人によって手の大きさが違うため個人差はあります。指が短い人は離れない場合もあります。)
この動きは、手首の角度に違いはあるものの、基本的に第4ポジション以上に適用されます。

<手の動き>

第1ポジションの状態。

第4ポジションに上がる前に、手首を内側に入れます。(手首先行)

その角度のまま、第4ポジションに上がります。
この手の形を維持して、無窮動をさらってください。(動画は省略します)

第1ポジションに下りるときは、第3ポジションと同様に親指先行です。

※jimdoページ上では音声と映像に時差があります。YouTubeページからのご視聴をお勧めします。

<別角度>

第1・2ポジションから第3ポジションに上がるときは、手首はそのままです。
第4ポジション以上に上がるときは、必ず先に手首(腕)を内側に入れてから上がります。

この両者の違いを理解し、体でできるようにしてください。


メカニック的にポジション移動するには、第4ポジション以上で、手首が先行して上がる癖をつけることがポイントです。

 

第4ポジションから第1・2ポジションに下りるときは、親指先行です。


参考文献:ガラミアン/ヴァイオリン奏法と指導の原理 P.15


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